安全・衛生
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当社は「安全は全てに優先する」という基本理念のもと、安全・衛生・防災を最優先に全ての活動に取り組んでいます。安全で安心して働ける職場づくりを進めるため、年度ごとに統合防災管理計画を立て、防災審議会や安全衛生委員会等を通じて活動を推進しています。
なお、安全衛生管理方針は当社だけでなく関係協力会社に対しても適用されます。
2024年度安全衛生管理方針
基本理念
安全は全てに優先する
基本方針
2023年は直協総合の安全成績は10件の災害が発生し、3年連続10件以上の災害件数となった。幸い大きな災害は無かったものの、リスクの洗い出し、安全感性の向上を今後も図っていく必要がある。また衛生面では、健診内容を充実させ、異常を早期発見し改善に繋げることの意識付けを図った。
2024年度は安全設備改善を積極的に実施していくとともに、全ての基本となる「5S活動」「安全意識の醸成」については、今年度も社長パトロールを継続し、安全感性の向上に努め災害防止を図る。
衛生についても、健康有所見者の割合を下げるべく、産業医面談の強化と健康経営の取り組みで、社員の健康への意識付けと健康リスク低減を図る。
直協管理監督者の強いリーダーシップと社員一人ひとりが自覚と責任を持った考動で、必ず無事故・無災害を達成する。
スローガン
「5S」と「リスク低減」の安全考動を実践し必ず達成ゼロ災害!
目標
-
- ①安全:休業災害 ゼロ
- ②衛生:職業性疾病 ゼロ
- ③交通災害:(休業・事故)ゼロ
重点項目
安全管理 |
(1)「安全考動」ができる人・職場づくり (2)職場のリスク低減活動の強化(安全の先取り) |
---|---|
衛生管理 |
(3)健康経営施策で心身の課題解決と職場環境改善 |
交通安全 |
(4)交通安全の確保 |
安全衛生のリスク管理体制
当社は下記の「統合防災管理組織」を構成し、リスク管理の強化に努めています。

安全への取り組み
当社では安全衛生に係る事項の諮問・審議決定機関として次の機関を設けています。
組織概要 | 内容 | 開催頻度・実績 | |
防災審議会 |
安全衛生管理基本事項に関する最高決定機関 |
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|
安全衛生委員会 (法定委員会) |
安全衛生管理事項に関する諮問機関 |
|
|
社内安全防災大会を開催
「安全・防災は企業の存在の基本条件」「安全で働きやすい環境を確保し、ゆとりと豊かさを実現」を全社員が認識し考動することをグループ行動指針としています。労働災害ゼロを目標に各種取り組みを実施し、その一環として、2024年7月に安全防災大会を開催しました。今年は、従業員・協力会社等合わせて110名ほどが参加し、当社と協力会社が一体となり、安全活動の積極的な取り組みと安全最優先の認識を共有しました。
過去5年間における災害発生の推移
2023年は5件の休業災害が発生しましたが、死亡災害、重大災害の発生は0件でした。ただ災害件数は多い年でありました。2024年は安全衛生管理方針に沿ってゼロ災害の達成を目指します。
(件)
2019 年度 |
2020 年度 |
2021 年度 |
2022 年度 |
2023 年度 |
|
死亡 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
休業 | 4 | 5 | 4 | 4 | 5 |
不休 | 10 | 6 | 12 | 12 | 10 |
- ※発生件数は暦年集計


- 度数率・・・労働時間当たりの労働災害による死傷者数をもって、災害発生の頻度を表したもの
- 強度率・・・労働時間当たりの労働損失日数をもって、災害の重篤度を表したもの
衛生への取り組み
当社では健康診断結果を契約医療機関の産業医及び内科医に確認していただき、要注意者については健康管理票を発行し、病院の確認印をもらい職場の上司が確認しています。また家族宛の通知も行い、社員の健康を家族と会社で守っています。また作業環境測定を実施し、職場作業環境の改善に努めています。
健康経営への取り組みとして、2019年から社員の健康意識調査も実施しています。社員が業務パフォーマンスを発揮出来るように今後も健康管理、職場環境改善に取り組んでいきます。
ウイルス感染防止対策として、毎年インフルエンザ予防接種を契約医療機関の協力のもと社内で実施するとともに、健康保険組合の補助金により接種しやすい環境を整えています。また数年実施してきた新型コロナウイルス感染防止対策についても、一部継続し感染防止に努めています。一方、全国労働衛生週間では「心とからだの健康づくりや職場の美化等、快適職場の推進を啓蒙するもの」の標語を募集し、健康への意識付けも図っています。
2021年度 | 2022年度 | 2023年度 | 備考 | |
パフォーマンススコア | 72.3点 | 72.0点 | 71.0点 | 業務パフォーマンスに関する自己評価(100点満点)の平均点 |
パフォーマンス発揮者 | 70.4% | 70.2% | 66.7% | 業務パフォーマンスに関する自己評価で100点満点中70点以上の割合 |
職場の一体感スコア | 59.3点 | 58.7点 | 58.0点 | 職場の一体感に関する個々人の評価(1点〜4点の範囲)を100点満点に換算 |
職場の一体感高評価者 | 56.9% | 56.1% | 54.1% | 100点満点に換算する前の評価点が3点以上(100点満点換算では約67点以上) |
仕事への熱意や活力スコア | 46.3点 | 48.3点 | 46.7点 | 自己の仕事への熱意・活力に関する個々人の評価(1点〜4点の範囲)を100点満点に換算 |
高エンゲージメント者 | 36.2% | 39.8% | 36.8% | 100点満点に換算する前の評価点が3点以上(100点満点換算では約67点以上) |
健康意識スコア | 40.7点 | 41.0点 | 40.3点 | 健康行動に関する個々人の行動変容ステージの進行度を独自の計算により100点満点に換算 |
健康行動実行者 | 67.6% | 63.1% | 61.5% | 行動変容ステージが「実行期」「維持期」「確立期」に進行している |
交通安全の確保への取り組み
当社では交通災害(休業・事故)ゼロの目標達成に向けて行動目標を設定し取り組んでいます。
行動目標
- 構内、構外での交通ルールの徹底遵守で事故違反ゼロ
- 車輌積荷の落下防止対策の徹底
- 構内、構外を問わず車両、自転車運転の交通マナー向上
主な取り組み内容
- 春、秋の全国交通安全運動時の啓蒙活動
- 安全衛生ニュース、安全衛生委員会、社内掲示板での情報共有
- 毎年9月は「車両関係の事故防止」を重点活動と定め交通安全意識の高揚を図る
- 交通安全規程の遵守徹底(シートベルト・スピード・携帯電話等の取り締まり実施)
- 大阪市大正区無事故無違反チャレンジコンテストへの参加
(件)
2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 | |
通勤災害 | 1 | 1 | 3 | 1 | 1 |
構内車両事故 | 3 | 3 | 1 | 0 | 1 |
防災への取り組み
火災・爆発事故が発生すれば、企業活動が大きく阻害され多大な損害を被るのみならず、ステークホルダーの皆様からの信頼も失うこととなります。そのため、防災意識をより一層強く持ち、防火・防災管理活動の強化推進を図っています。また近い将来起こるといわれる、東南海・南海地震に備えた防災マニュアルや規程類を整備するとともに、安否確認システムを導入し、全社員を対象に安否確認の訓練を行っています。さらに、耐震補強工事や防災用具等の整備を進めるとともに、当社では毎年12月に避難訓練と防災に関わる勉強会を実施しています。今後もリスクマネジメントを充実させて防災体制の強化を図っていきます。


AEDの設置
当社では安全衛生管理体制を整える観点から、万が一事故等が発生した場合、すぐに傷病者の救命措置ができるよう、AEDを設置しています。
本社・船町工場
構内にバランスよく5台設置しています。

建材製造本部
建材製造本部は全国9拠点すべてに設置しています。
社内安全教育
当社では入構時の安全衛生教育をはじめ、職長教育、危険体感教育を実施し、社員の安全意識の高揚に努め、無災害達成を目標に取り組んでいます。今後も社内・外での教育を実施し「安全に強い人・職場づくり」を構築していきます。
(人数)
2019 年度 |
2020 年度 |
2021 年度 |
2022 年度 |
2023 年度 |
備考 | |
入構者安全衛生教育 | 994 | 1,105 | 1,070 | 1,206 | 1,560 | 作業工事等の新規入構者・派遣・経験者採用 |
新入社員安全衛生教育 | 13 | 16 | 16 | 9 | 13 | |
RST教育(班長候補者) | 20 | 0 | 10 | 5 | 18 | RST資格者(社員)による社内での教育 |
危険体感教育 | 140 | 82 | 51 | 49 | 63 | |
ガス技能講習 | 0 | 5 | 10 | 6 | 10 | 2020年度より登録講習機関として再開 |
玉掛技能講習 | 0 | 9 | 20 | 9 | 17 | 2020年度より登録講習機関として再開 |
墜落制止用器具特別教育 | 67 | 30 | 61 | 70 | 67 | トレーナー研修修了者による社内での特別教育 |
普通救命講習 | 94 | 0 | 0 | 0 | 54 | 応急手当普及員による指導(コロナ感染予防にて2020年~2022年は中止) |