社会

地域との共生

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  2. サステナビリティ活動 社会 地域との共生

当社では「良き企業市民」としての責任を果たすために、地域住民との交流や地域社会への貢献、地域の自然保護などに継続的に取り組んでいます。

小学生向け工場見学の受け入れ

地域に根ざしたものづくり教育活動を積極的に受け入れています。小学生およびその教員を対象に工場見学を積極的に行っており、熱延工場を中心に最新鋭の設備を間近でご覧いただいています。

受け入れ状況
2019
年度
2020
年度
2021
年度
2022
年度
2023
年度
受入れ学校数 1 1 3 4 2
工場見学風景

地域美化ボランティア活動

毎月第3水曜日に大阪市大正区平尾から東船町までの大正通り東西歩道のごみの回収および清掃活動を行っています。この活動は、美化活動の一環として1992年から実施しており、2013年には大阪市から感謝状を授与されました。
2020年1月から2021年9月までは新型コロナウイルス感染防止のため自粛していましたが、2021年10月から再開し、2023年度は年9回実施しています。
毎回有志約25名が参加し、地域住民から喜ばれています。

感謝状
感謝状
活動風景
活動風景 活動風景

寄付

当社は次世代を担う人材の育成に取り組む奨学財団および教育機関、地域等へ幅広く寄付を行っています。2024年2月には、令和6年能登半島地震による被害に対し、被災地での救援活動・復興支援などに役立てていただくため、日本赤十字社を通じて300万円を寄付しました。
政治献金については過去実績がありません。

寄付金および政治献金の実績
2019年度 2020年度 2021年度 2022年度 2023年度
寄付金 8,168千円 6,945千円 5,674千円 7,630千円 11,707千円
政治献金 0 0 0 0 0

海洋エンジニアリング事業を通じた地域貢献

遠洋漁業、沖合漁業を取り巻く環境は非常に厳しいものがあります。このため、水産資源の管理が必要となり、『獲る漁業』から『つくり育てる漁業』へと開発が急がれています。この海洋牧場の開発に、『いち早く取り組んだ』のが中山製鋼所です。
今後は気候変動問題を意識しながら、次の焦点である生物多様性の自然再興に貢献できるように取り組んでいきます。また、企業版ふるさと納税の制度を活用することで、その自治体の地域振興を支援する社会貢献活動も行っていきます。
海洋エンジニアリングの詳しい取り組みについてはホームページをご参照ください。

超高層魚礁 SR-35-2型

地元漁業者からの要望に応じて開発した日本最大級の高さの魚礁です。今回、長崎県では初めての採用となり、壱岐郷ノ浦沖合に設置しました。
九州営業所の水中ドローンで類似機種の追跡調査を実施し、約1000~2000匹のイサキの群れや、マアジ、イシダイの群れ、ブリ等が確認されており、豊かな海の保全に貢献しています。
水中ドローンは自社の魚礁、増殖礁、藻場礁の調査だけでなく、他社からの調査案件を受託した際にも活躍しています。

魚礁に集まるイサキの群れとアジの群れ
魚礁に集まるイサキの群れとアジの群れ 魚礁に集まるイサキの群れとアジの群れ
水中ドローン
水中ドローン 水中ドローン

アオリイカ産卵礁の開発

アオリイカは寿命は1年ほどの、最大2~4kgに成長する南方起源のイカです。近年気候変動により海水温が上昇している中で生息域が北上していることから、地元の漁師や大学研究機関と協力しアオリイカの生態についての研究や産卵礁の開発を行い、全国各地でアオリイカの資源量を増やすために産卵礁設置に取り組んでいます。気候変動は水産業に大きな影響を及ぼす問題であり、今後も設置した産卵礁の追跡調査を通してさらなる開発、改良を進めていきます。

アオリイカ産卵礁と産卵に来たアオリイカ、卵

藻場礁開発による藻場造成、ブルーカーボン生態系保全

ブルーカーボンとは海藻類等に取り込まれた炭素のことです。陸の植物よりも海の植物(海藻等)の方が大気中のCO2を取り込む割合が高いことから、藻場(海藻が生えている沿岸地帯)を増やすことで、大気から海洋に循環したCO2を吸収させる新たな取り組みの一つとして注目されています。
また、藻場は魚類の産卵場や餌場、隠れ家にもなるため、全国各地での藻場礁(海藻を増やすための礁)の開発試験を実施しCO2削減や、将来に豊かな海を残すための取り組みを行っています。

当社開発藻場礁、海藻生育状況

その他

当社は地域社会の発展と地域との信頼関係が当社の持続的発展の基盤であるとの認識のもと、行政、警察、消防の諸団体、地域企業との連携による共生活動に取り組んでいます。
また、「大正ものづくりフェスタ」や地域行事への協賛、参画を通じて、地域社会の活性化に貢献すると共に、当社のカーボンニュートラル、循環型社会の実現に向けてのサステナビリティへの取り組みを紹介しています。
今後も明るく住みやすい地域の形成のため、積極的に活動を実施していきます。