環境

循環型社会への貢献

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リサイクル(循環型社会への貢献)

電気炉鋼(自社および購入)の比率アップ

当社では鉄スクラップを主原料として電気炉製鋼法による電気炉鋼より鋼材を製造しており、鉄鋼資源のリサイクルを通じ循環型社会へ貢献しています。
自社電気炉鋼で不足する鉄源は他メーカーから調達していますが、これには電気炉鋼と高炉・転炉製鋼法による高炉鋼の2種類があります。他メーカーから調達する鉄源も電気炉鋼へシフトすることで鉄鋼資源のリサイクルが可能となります。また、電気炉鋼の製造時におけるCO2排出量は高炉鋼の約4分の1ということがわかっています。自社電気炉鋼を増産することに加え、他メーカーから調達する鉄源を電気炉鋼にシフトすることは資源リサイクルだけでなく、カーボンニュートラルへの取り組みにもつながっています。

電気炉鋼比率推移
電気炉鋼比率推移
  • ※ 2030年のCO2排出量削減目標値については、自社電気炉増強および鋼材販売数量150万トン/年の前提で計算しています。

鉄スクラップのリサイクル

当社では工場設備・施設などの解体時に発生する鉄スクラップを鉄スクラップ調達先に供給、加工処理のうえ当社へ返納するリサイクルスキームを構築しており、2022年度では20.14トンを処理しました。

電気炉スラグのリサイクル

当社の製造工程で発生する副産物の電気炉スラグは道路用路盤材として活用しています。当社の電気炉スラグには1993年に導入した蒸気式エージング設備を用いて膨張安定化処理を施しており、膨張特性や環境安全品質基準を満足させた製品をお客様に提供しています。また、鉄鋼スラグ協会の「鉄鋼スラグ製品の管理に関するガイドライン」を遵守するように適切に管理すると同時に、第三者機関による審査を受けることで管理体制の信頼性向上を図っています。

副産物のリサイクル

当社の製造工程では電気炉スラグ、スケール、レンガ屑、ダストなどの副産物が発生します。2022年度には14万7千トンの副産物が発生しました。発生した副産物は社内外で再利用や再生などのリサイクル処理を行った結果、埋め立て処理を行った量は5.7千トンまで削減できました。リサイクル率は96.1%という高い水準を維持しており、今後も継続するように努めます。

副産物内訳
2018年度 2019年度 2020年度 2021年度 2022年度
外販 078.2 075.7 070.0 071.7 075.6
中間処理 021.9 026.4 022.9 025.8 026.5
社内使用 047.4 045.2 037.8 042.6 039.2
リサイクル量計 147.5 147.2 130.7 140.1 141.3
最終処分量 ※1 004.2 004.4 003.9 004.6 005.7
  1. ※データは2022年4月合併の旧中山三星建材(株)を含む
  2. ※1 最終処分量:リサイクルされずに埋め立て処理を行った廃棄物量

(単位:kt)

副産物リサイクル推移
副産物リサイクル推移