環境

カーボンニュートラル・
省エネルギーへの取り組み

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当社は1919年に創業し、1934年には高炉による銑鋼一貫体制を確立して鉄鋼製品の製造を続けてきました。しかし、事業環境が大きく変化したことを受けて、2002年より高炉を休止するなど生産構造の改革を繰り返し、現在の体制に至っています。その結果、二酸化炭素(CO2)の排出量は1990年代に比べ約90%削減しています。

CO2の総排出量(スコープ1、2)

当社は、地球環境の保全が人類共通の責務であることを、船町工場における鉄鋼製造事業に関わるすべての要員が自覚し、事業活動のあらゆる面で積極的・継続的に環境保全に取り組み、以下の環境方針に基づいて行動し、快適な職場環境・地域環境の創造と地球環境の保全に努めています。

CO2の総排出量(スコープ1、2)

当社では自社電気炉を用いた鋼材製品の製造以外に他社鉄鋼メーカーから素材を調達した鋼材製品も製造しています。自社のCO2排出量(スコープ1、スコープ2)削減は重要な課題であり、加えてライフサイクル全体を考えた場合、他社メーカーから調達した素材の製造段階のCO2排出量(スコープ3)は大きな比重を占めており、それらを合計したCO2排出量を削減することが重要と考えています。
現在も継続的にCO2排出量削減に取り組んでおり、「カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を目指す」という国および鉄鋼連盟の方針に則って、今後2030年までにCO2排出量を2013年比で46%削減し、2050年にはカーボンニュートラルを目指す取り組みを推進していきます。

スコープ3を加えたCO2排出量の2013年、2022年の実績と2030年目標につきましては「気候変動関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)」提言に沿った取り組みの4項.指標と目標に記載しています。
また省エネルギーの取り組みとしては各製造ラインで使用するエネルギーの削減・有効利用などの操業改善や、電気炉ラインの高効率バーナー、圧延ラインへの加熱炉リジェネバーナー導入などの設備改善を進めています。
2022年は継続して熱延工場への電気炉スラブ直送率向上による熱延加熱炉燃料原単位低減の取組みや天井照明にLEDを導入するなどして省エネルギー及びCO2排出量、CO2排出量原単位の削減を進めました。
エンジニアリング事業においては、地方自治体における藻場礁の設置によるブルーカーボン(海洋生態系による炭素貯留)の促進事業に参画のうえ、受注施工を行っています。

エネルギー総消費量

エネルギー総消費量

エネルギー消費内訳

エネルギー消費内訳