コイル製品に関する質問 |
Q1. |
コイル製品を製造する熱延工場の最近の設備投資には何がありますか? |
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加熱炉の大型化とコイルボックス・エッジヒーターの新設があります。
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加熱炉(2007年) |
コイルボックス(2008年) |
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エッジヒーター(2010年) |
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Q2. |
投資後のコイル製品はどの様に変わりましたか? |
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加熱炉の大型化により、最大コイル単重が大きくなりました。
最大 22トン/1コイル → 25トン/1コイル
品質面では、コイルボックスとエッジヒーターの効果としてコイル全長・全巾に渡る均一な温度を確保できるようになり、優れた板厚精度の実現と材質の安定が得られます。 |
Q3. |
コイル製品が変わることによるメリットには何が挙げられますか? |
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コイルの最大単重が大きくなることで、お客様での加工歩留や生産性が改善いたします。板厚精度の向上と材質の安定は、コイル製品の販売の安定に寄与いたします。 |
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Q1. |
厚鋼板とNP鋼板はどう違うのでしょうか? |
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厚鋼板は本来の厚板製造プロセスにより生産している為、幅・長さ方向共に均一な条件になっており、複雑な曲げ加工に向いております。一方NP鋼板は、ホットコイルと同じ製造プロセスにより生産している為、今までの厚板製品とは異なるきれいな光沢表面を有します。
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NP鋼板 |
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Q2. |
NP鋼板は、表面がきれいと聞きましたが、どうしてできるのでしょうか? |
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製造(圧延)はホットコイルと同条件の方式、冷却は厚鋼板と同条件という、表面に発生するスケールを出来る限り少なくする製造プロセスを採用しているからです。これにより、
①加工工程が一部省略できる、②粉塵が少なく作業環境が改善した等々、お客様には大変喜ばれております。 |
Q3. |
鋼板の切断方式は、何が主流になるのでしょうか? |
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プラズマ切断は、切断スピードが速い為、切断方式の主流の一つですが、レーザー切断は、切断面がきれいな為、用途に応じて使われるケースが多くなっています。当社では、レーザー切断に適した鋼板の開発に成功しており、全国的な販売をしております。 |
Q4. |
縞鋼板と模様鋼板はどのように使い分けられているのでしょうか? |
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屋外階段のステップ等の一般的な条件下では縞鋼板でも充分なアンチスリップ性が得られますが、模様鋼板は、油・インク等を使用する作業環境下においても、高いアンチスリップ性を発揮します。模様鋼板の用途例としては、新聞社の輪転機廻り・潤滑油を使用される工場床板などに多く実績があります。
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トヨタ高級車販売・レクサス店の設置状況 |
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Q5. |
中山のレベラーシートは、ミルシート(鋼材検査証明書)が発行できるのでしょうか? |
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出来ます。一般的には、各鉄鋼メーカーがホットコイルを製造し、コイルセンターが、このホットコイルをカットし、レベラーシートを製造している為、レベラーシートのミルシートは、鉄鋼メーカーが発行したホットコイルのものを代用しております。当社は、ホットコイルからレベラーシートまで社内で一貫生産している為、レベラーシートのミルシートが発行できます。 |
棒鋼・線材製品に関する質問 |
Q1. |
棒鋼・線材製品のセールスポイントは? |
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弊社の棒線工場はコンバインドミルという特徴を有しており、線材・丸鋼・バーインコイル全ての品種の生産が可能です。また、普通鋼から特殊鋼まで多岐にわたり製造しており、様々な需要分野への供給が可能です。製造可能寸法につきましてもφ5.5~68.0mmと幅広く品揃えをしており、特に細径棒鋼(φ12.50~)につきましては、好評を得ております。
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Q2. |
将来に向けて、どのような事に取り組んでますか? |
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建設機械・自動車分野への取組みに力を注いでおります。 高い品質レベルが要求されるため、技術の向上を目指し、様々な設備投資をしております。材料の欠陥の低減を図るべく、ビレットと呼ばれる鋳片の研磨設備の導入、製品の疵検査を行う新オフライン精整設備の導入もその一例です。時代の最先端を見据え、又多様化・高度化するニーズにお応えする為、日々研究開発をしております。
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棒鋼検査装置 |
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