企業情報

社長ごあいさつ

代表取締役社長 森田 俊一

次の100年に想いをよせて

 当社は1919年の創業以来、鉄を中心として、需要家に喜ばれる商品やサービスの提供を通じて社会に貢献してまいりました。

 100年の歴史の中で、製造業こそが日本の生命線であるという確信はますます強くなってきています。

 鉄鉱石を原料とした製鉄技術に、国内に蓄積されてきた鉄スクラップを活用する電気炉製造技術が加わり、資源のリサイクル、地球環境保護の両面からその重要性が再認識されつつあります。

 当社は、この電気炉鋼を用い、高品質な各用途向けの鋼板製品(薄板・厚板・表面処理鋼板)や自動車、建産機向けの高品質な構造用棒鋼・線材を需要家のニーズにあわせ、提供してまいりました。

 少子高齢化、人手不足が進行する国内においては、需要家の効率的な生産のために、必要なものを、必要な時に、必要な量だけお届けする。付加価値製品(前処理済品)の小ロット、短納期デリバリーが一層強く求められてきており、鋼材メーカーにとってもその対応が重要な課題となってきています。

 当社グループは、鋼材生産(当社)、二次加工鋼材生産、陸海運輸、鋼材商社や建設資材商社などの子会社を有しており、グループ全体が有機的に連携して、このデリバリー面の課題に応えるべく活動しています。

 また、国内人口の減少や、競合材料の開発・実用化などにより、国内の鋼材消費は長期的には減少していくことが見込まれ、世界的な目で今後発展していく地域での鋼材需要を捕捉し、その地域の発展に寄与する取り組みも必要になってまいります。

 2019年は創業100周年の記念の年で、これまでの歴史を振り返り、新たな気持ちで次の100年に向けての第一歩を踏み出してまいります。

 今後とも国内外の需要家と将来の夢を共有し、社会にとって有用な付加価値の高い製品・サービスを開発・商品化し、需要家に安定的供給していく努力を継続してまいりますので、引き続きよろしくご支援ご鞭撻のほどお願い申し上げます。

株式会社中山製鋼所 代表取締役社長
箱守 一昭