価値創造ストーリー

サステナブルバリューチェーン

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サステナブルバリューチェーン

当社グループでは、国内に蓄積されてきた鉄スクラップを活用し、電気炉においてCO2排出量の少ない鋼材を製造しています。
この製造プロセスは資源のリサイクルと有効活用の両面から地球に優しく、環境保護にも貢献しています。脱炭素社会、循環型社会の実現に向けて、電気炉の環境優位性を活かしたバリューチェーンの強化を図り、長期的かつ持続的に社会へ価値を提供していきます。

バリューチェーン

カーボンニュートラルをいち早く実現する鉄鋼メーカーへ

自社電気炉の生産能力を増強し、他メーカーから調達する鉄源を自社電気炉鋼にシフトすることは、資源リサイクルだけでなく、大幅なカーボンニュートラルにもつながります。当社では、カーボンニュートラルを事業拡大のチャンスと捉え、電気炉新設、生産能力増強策を推し進めるとともに、省エネ設備、熱延直送圧延、太陽光発電などの導入を進めてScope1、2排出 量削減に努め、Scope3排出量も大幅に削減していきます。まず、2030年目標の 2013年比CO2削減46%以上を必ず達成し、2050年までに業界に先駆けてカーボンニュートラルを達成するメーカーとなることを目指しています。

電気炉鋼の製造時CO2排出量は、高炉鋼の約4分の1

当社では鉄スクラップを主原料として、電気炉製鋼法による電気炉鋼から鋼材を製造しています。電気炉鋼の製造時におけるCO2排出量は高炉鋼の約4分の1ということがわかっており、電気炉鋼をできるだけ多く活用することで、自社の製造時のCO2だけでなく、社会全体のカーボンニュートラルにもつながります。自社電気炉鋼で不足する鉄源は他メーカーから調達していますが、現状では電気炉鋼と高 炉鋼の2種類があります。他メーカーから調達する鉄源も電気炉鋼へシフトし、CO2排出量の削減と資源リサイクル率の向上を進めています。

鉄スクラップの調達、副産物ともにリサイクル率をアップ

当社では、工場設備・施設などの解体時に発生する鉄スクラップを鉄スクラップリサイクル会社に供給し、加工処理のうえ、当社へ返納するリサイクルスキームを構築しています。また、当社の製造工程では、電気炉スラグ、スケール、レンガ屑、ダストなどの副産物が発生します。電気炉スラグは道路用路盤材にリサイクルし、その他の副産物も社内外で再利用や再生などのリサイクル処理を行っています。