健康経営
当社では、社員一人ひとりが心身ともに活力がみなぎり、活き活きと働ける状態を作り生産性の向上や企業価値向上につなげるよう健康経営に取り組みます。
中山製鋼所健康経営宣言
中山製鋼所グループは本年2019年に創業100周年を迎えます。
創業以来、鉄を中心とした商品やサービスの提供を通じて社会に貢献してまいりました。製造業100年の歴史において、従業員は財産であり、従業員の健康は事業の礎でした。
中山製鋼所グループでは、
経営理念にあります『社会にとって有用な存在であり続けること』を実現し、社会に貢献するため従業員の健康課題解決を重要な経営課題と捉え、健康経営を推進し、従業員の健康保持・増進に全力で取り組むことを宣言致します。
2019年10月
代表取締役社長
箱守 一昭
□推進体制
健康管理最高責任者(代表取締役社長)のもと、健康保険組合・労働組合・産業医・安全防災管理室で構成する健康推進協議会で決定した健康保持・増進方針に則り全従業員一丸となって健康保持・増進施策を実施します。

□健康経営と経営課題の繋がり
■健康経営で解決したい経営上の課題
従業員の平均年齢上昇にともない、血圧・血糖・脂質の有所見者率が全国平均と比べても2倍~3倍にあり非常に高い水準にある。健康活動の支援、健康意識の向上を会社が支援することで疾病の重症化を防ぎ、ノウハウや技能を持つ従業員に長く働いてもらうことが事業活動を推進する上で大きな課題である。■健康経営の実施により期待する効果
従業員が自らの健康を意識し、健康行動を始めることを期待している。具体的な数値目標としては健康経営開始前の『健康行動非実行者』38%をほぼ半減の20%までの改善を目指す。また、特定保健指導の実施率を健康経営開始前の22.1%から55.0%とすることを目標とする。

□当社健康課題
生活習慣病関連項目の有所見率が高い。
すべての項目で有所見率が高く、全社的に生活習慣病のリスクが高い状態にある。
特に血圧の有所見率が全国平均と比較して高い。
2019年度の結果と比較すると、血圧と血糖は改善傾向にあるが、脂質は悪化傾向である。
2018年度 | 2019年度 | 2020年度 | 2021年度目標 | 最終目標値 | |
---|---|---|---|---|---|
血圧 | 40.4% | 62.6% | 53.5% | 45.0% | 17.9% |
血糖 | 33.3% | 45.0% | 44.4% | 33.4% | 12.1% |
脂質 | 54.6% | 63.3% | 66.8% | 55.7% | 33.3% |
有所見率を改善するための施策目標
2018年度 | 2019年度 | 2020年度 | 2021年度目標 | 最終目標値 |
---|---|---|---|---|
38.0% | 38.2% | 32.4% | 29.4% | 20.0% |
2018年度 | 2019年度 | 2020年度 | 2021年度目標 | 最終目標値 |
---|---|---|---|---|
22.1% | 36.1% | 38.2% | 46.1% | 55.0% |
□重点施策
《心身の健康》
健康診断受診率 100%の維持
コロナウィルス感染防止対策の導入
(テレワーク導入、オンラインMTG実施、シフト引継ぎの筆記化)eラーニングの導入
(女性のヘルスケアと職場づくり)感染症予防(うがい器、消毒液の設置 等)
ストレスチェックとフォロー体制確立
受動喫煙防止対策
スポーツクラブの斡旋、費用補助
《健康意識向上》
啓蒙活動(健康ポスター、情報誌発行 等)
《職場活力向上》
ストレスチェックによる職場分析
全従業員対象健康意識調査
実施内容 | 女性のヘルスケアと職場づくり |
---|---|
実施期間 | 2021年7月5日~30日 |
対象者 | 一般従業員(昨年度は女性とその管理職) |
参加人数 | 94名 |
参加率 | 94名/112名 84% |
理解度 | 96.1% |
満足度 | 88.3% |

□健康意識調査結果(2020年度)

病気による休暇取得(遅刻早退を含む)の平均日数 1.49日(健康意識調査による)
過去4週間の仕事のパフォーマンス得点平均点 73.4点(健康意識調査/東大1項目版による)
ワークエンゲイジメントの高い人の割合 38.5%(健康意識調査/新BJSQによる)